沖縄で挙げるなら10月と11月、どちらがいいか

沖縄のリゾートウエディングで実施数がいちばん多いのは10月です。ただ台風の接近数と降水量で比べると、11月のほうが条件は良くなります。県の統計と気象庁の平年値で、その差を並べました。

沖縄で挙式する時期を調べると、たいてい「10月〜11月がベストシーズン」と書かれています。 実際そのとおりなのですが、10月と11月を分けて数字で比べると、条件はけっこう違います

先に結論

天気の条件だけで選ぶなら11月です。 そして、10月を選ぶ人のほうが多いという状況です。

10月11月
実施組数(令和6年)2,865組(1位2,477組(2位)
台風の接近数(平年値)1.1回0.3回
降水量・那覇(平年値)179.2mm119.1mm
平均気温・那覇(平年値)25.5℃22.5℃

実施組数の差は14%しかないのに、台風の接近数は3.7倍、降水量は1.5倍の開きがあります。

10月は「台風シーズンが終わりきっていない」

沖縄への台風の接近は8月(2.2回)と9月(1.9回)が山で、10月は1.1回まで下がります。 下がるのですが、ゼロではありません。11月の0.3回と比べると、まだ3倍以上あります。

実施組数のほうを見ると、台風が多い8月は989組と年間で2番目に少なく、 みんな8月を避けているのが分かります。ただ、その回避が10月では中途半端になっている、 という見方ができます。

島によって、差の大きさが違う

これは本島だけの話ではありません。3つの地点で10月と11月の降水量を比べると、 同じ「10月より11月」でも、効き方がかなり違います

10月11月
那覇179.2mm119.1mm1.5倍
石垣島211.2mm138.1mm1.5倍
宮古島157.9mm139.8mm1.1倍

石垣島でいちばんはっきり出ます。 10月の211.2mmは3地点で最も多い数字です。 逆に宮古島は差が小さく、10月を避ける理由は本島や石垣ほど強くありません。

宮古島や石垣島で考えている方は、「沖縄は11月」とひとまとめにせず、 その島の数字で見たほうが判断しやすいと思います。

ただし、11月には11月の事情があります

11月を選ぶと決める前に、知っておいたほうがいいことが2つあります。

1. 11月は「遊泳期間の外」です

沖縄の管理されたビーチは、遊泳期間を4月1日〜10月31日としているところが多数派です。 期間の外ではクラゲ防止ネットも監視員も片づけられているのが一般的です。

つまり——

いちばん天気が安定している月は、いちばん海に入れない月でもあります。

砂浜やチャペルから海を背景に撮るなら11月で問題ありません。 ただ、海に入る演出(水に入る、裾を濡らす)を考えているなら、 4月〜10月の中から選ぶ必要があります。その場合は台風や梅雨と付き合うことになります。

2. 気温が3℃下がります

那覇の平均気温は10月が25.5℃、11月が22.5℃です。 屋外で長く過ごす場合や、参列者が薄着になる場合は、この差が体感に出ます。

「10月は避けるべき」とは書きません

ここまで11月のほうが条件が良いと書いてきましたが、 台風の接近1.1回は「必ず来る」という意味ではありません。平年値の平均です。 10月に挙げて何ごともなかった年のほうが多いはずです。

10月には10月の理由があります。連休を使いやすい、参列者の予定を合わせやすい、 気温がまだ高くて沖縄らしい写真になる——どれも十分な理由です。

このページでやりたかったのは、「10〜11月」とひとまとめにされている中身を分けて見せること だけです。決めるのはご自身とご家族です。

参考:ほかの月はどうなのか

出典

この記事の更新日: 2026年7月25日